PROFILE

伊東歌詞太郎(Ito Kashitaro)

 人気動画プラットフォームで投稿を開始、“希代の歌い手”として突然世に出てきたその力強く凛とした歌声はネットユーザーの心に響き、現在の動画総再生数は1.5億回を超えている。ツイッターフォロワー71万人、LINE公式の友だちが30万人など、若い世代のネット&SNSユーザーに絶大なる支持を集めるアーティストである。

 その後、TOY’S FACTORYよりメジャーデビュー。以降オリジナル曲制作に注力しシンガーソングライターとして開花、「一意専心」「二律背反」「二天一流」のアルバム3枚をリリース。

  ツアーも毎年開催しており、その歌唱力を生かしたライブの人気も高い。過去1,000回以上の路上ライブでユーザー交流の基盤を作って来たこともあり無料の路上ライブを2018年は全国39ヶ所で開催、2万人以上を動員した。2019年はファイナルの豊洲PITを含む自身最多公演数のライブハウス&ホールツアー「君住む街へ」を開催するなどネット由来に見えて実は生粋のライブ・アーティストである。

  アジア地域での知名度も高く、2014年より中国を中心にシンガポール,台湾などでもライブやイベント出演を始め、Weiboやビリビリ動画などのアカウントも開設。2019年は中国ワンマンツアー“桃園の誓い”を開催、北京・上海・成都・広州を回るワンマンツアーを行った。

 声帯の手術で活動休止を余儀なくされた2018年春には初の小説「家庭教室」(KADOKAWA)を執筆し出版。大学生の主人公が家庭教師として問題を抱えた教え子の心やその家庭とコンタクトしていく様を描いたこの作品は新人作家の文学作品としては異例の7万部を突破。作品に込められたメッセージが10代の共感を呼び、学校や図書館での講演会も急増。2021年7月には台湾でも出版されている。

 2020年にはKADOKAWAとのパートナーシップにより初のシングル「記憶の箱舟」(アニメ「デカダンス」EDテーマ)および同社より初のエッセイ「僕たちに似合う世界」を同時期に発売し“シンガーソング・ノベルライター”としての本領を発揮。以降もコンスタントにアニメ主題歌を発表している。

 上記活動と並行しシンガーソングライターとしてのさらなる進化を追求するべく2021年7月にはビクターエンタテインメント/コネクストーンレーベルから再メジャーデビュー。2022年2月には初のベストアルバム「三千世界」(ビクター)をリリース。アルバムは4作連続でオリコンのTOP10入りを継続中。

 現在、彼の活動領域は歌唱・音楽制作・配信者を基軸にしながらも楽曲提供プロデュース/声優業/文筆業/DJ・パーソナリティーに及び、まさにマルチな才能を開花させている。

メディアには顔出ししておらず(ライブ時には素顔で歌唱)、狐のお面がトレードマーク。

 

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